シミとは
色素斑(pigmneted Lesion)には、さまざまなタイプがあります。
原因となる
メラニンの深度やメラノサイトを活性化している原因などから分類されています
いつのまにか
皮膚表面に現れた色素斑を自分ではシミと思って放っておくケースが多いと
思いますが、自分のシミがどのタイプに属するのか理解しておくのも非常に重要です。
確率は低いですが、ほくろのガンであるケースもあり、変だなと思った段階ですでに
進行している場合もありますで、この状態の診断は非常に重要です。
シミの原因となるメラニンを生成するメラノサイトは表皮部分の下層にある基底層という
場所に存在します。
まず、いわゆる色素斑のできる原因とその形状別に説明しそれぞれの代表的な治療方法も紹介
していきます。
主に、次の3種類があります
「肝斑」(Chloasma)
目の下からこめかみ、頬にかけてできる左右対称の色素斑です。女性ホルモンの変動と大きく関り、
妊婦期と
更年期に出るのも特徴です
思春期や老人には見られませんが、最近では20代〜30代の女性にも増えてきてます
これは、
ストレスなどから来るホルモンバランスの崩れやピルの服用の影響が考えられます
レーザー治療は禁忌と言うのが特徴で診断を間違えて照射するとかえって悪化させる事になるので、外用剤
(レチノイン酸、ハイドロキノン)やトラサミン、
ビタミンCの内服が処方されます
雀卵斑(ephelides)
一般に
そばかすと呼ばれるものです。顔面の鼻背、眼瞼を中心とする両頬部、額などに両側的、対称的に発症し、
女性に多く、家族的な発症が認められます。幼児期に発症し、
加齢とともに色は、増悪し、思春期頃には
ピークになります。レーザー治療が著効します
炎症後色素沈着
日焼け後やにきび跡、または傷跡など炎症後に起こる色素沈着のことを炎症後色素沈着といいます。
通常は、時間経過とともに薄くなりますが真皮内まで影響を受けた場合は形成されたメラニン色素も
一緒に脱落するため刺青の状態に近くなり、自然治療は難しくなります。
アトピー性皮膚炎からなるダーティーネック(首の皮膚の色素沈着)もこの例です
治療は、ハイドロキノン外用、ビタミンCイオン導入、ビタミンC内服、サンスクリーン剤などです
日光花弁状色素斑(
角質の肥厚を伴わないもの)
ひどい日焼けをした後などに胸、肩、背などに部分的にできるシミです
レーザーが着効します
老人性色素斑
主として顔面、手背、前腕などにできる大小様々な褐色様色素斑であり、いわゆるシミの事です
大きいものまれに、老人性疣贅へと移行する場合もあるので注意が必要です
治療は、レーザーや外用薬です
脂漏性角化症
顔、頭、体幹に生じる米粒大から小豆大の丘疹であり基底細胞増殖型が主ですが、角質増殖型と言われるものや有棘細胞増殖型、もしくはその混合型からなります
治療は、レーザーや液体窒素です
悪性腫瘍
基底細胞上皮腫
表皮基底細胞から発生する皮膚表層の侵食性潰瘍です
再発性で出血を繰り返すのが特徴で転移は殆どないと言われていますが、正常組織侵食性である為早期治療(切除)が必要です
レーザー治療は、禁忌です
扁平上皮ガン
上皮のマピルギー細胞から発症し,
紫外線暴露の多い部位に好発します。すでにある日光角化症や熱傷後の瘢痕、正常組織からも発症します
粘膜や舌に見られる病変より紫外線に暴露された皮膚の扁平上皮ガンの転移率は低いですが日本人の場合しばしば、黒色病変となるためメラノーマとの鑑別診断が必要となります
有棘細胞ガン
熱傷などからの瘢痕から数十年を経て発症するとされていましたが最近では、慢性の紫外線によるダメージであると考えられています。紅色からの腫瘤から発症し徐々に増大、悪臭を放つカリフラワーの様の外観を持つ腫瘤となります。異型表皮細胞の増殖で角化しますが角化傾向が少ないほど生物学的には悪性度が
増すとされています